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健康と食用油「良い油と悪い油」2-3

2018年11月21日


不飽和脂肪酸のなかでも、代謝されてアラキドン酸を産生するオメガ6脂肪酸の含有量がダイズ油では高いことが知られており、このアラキドン酸が炎症を引き起こし、肥満や糖尿病の病態を進行させていることがネズミの実験で確認された。

アラキドン酸は炎症だけでなく、ガン、アレルギー、心臓病の要因にもなる。
皮肉なことに、これまで健康的と考えられてきた不飽和脂肪酸の代表ともいえるダイズ油が生活習慣病の引き金になっている可能性が示唆されたのだ。

ココナッツオイルは調理油としても優れているので、ダイズ油をココナッツオイルに置き換えることで、糖尿病や肥満の発症危険度を下げることができるかもしれない。

白澤抗加齢医学研究所所長 医学博士
お茶の水健康長寿クリニック院長 白澤卓二医師

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