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健康と食用油「良い油と悪い油」2-6

2018年11月27日


アナンド博士らの分析によれば、飽和脂肪酸の摂取量が多いと冠状動脈疾患による死亡リスクを15%高めたが、総死亡リスク、脳卒中および糖尿病による死亡リスクには影響を与えないことが分かった。

一方、トランス脂肪酸の摂取量が多いと総死亡リスクが34%、冠状動脈疾患の死亡リスクが28%、冠状動脈疾患の発症リスクが21%高くなることが分かった。

現在の米国のガイドラインでは、飽和脂肪酸はエネルギー比率で10%未満、トランス脂肪酸は1%未満にするように推奨されているが、飽和脂肪酸でもココナッツオイルなどは健康効果が報告されているし、摂取量に関して見直しが必要だろう。

白澤抗加齢医学研究所所長 医学博士
お茶の水健康長寿クリニック院長 白澤卓二医師

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