海藻はオゾン層ができる前から地球上に生息していました。そのため海藻には、強烈な紫外線から海藻自身の細胞を保護する働きがあります。
またバクテリアの多い浅瀬で生息している海藻には、干潮時に干し上がらないための保湿機能、バクテリアの侵入を阻害する機能、そして激しい潮の流れの中で傷つかないための潤滑機能も備わっています。
海藻のこのような機能は、ヌルヌルした粘質物質(フコイダン)によるものだと分りました。
海藻にはフコースという有効成分が含まれています。
フコースとは私たちの血液型を構成するとても大切な物質です。特に海藻の中でもメカブには、フコースの他にガラクト−ス、マンノースなど、他の海藻にはほとんど含まれていない有効成分も、バランスよく含まれています。
メカブ粘り成分で「効果増強」=インフルエンザワクチン—ヒトで確認・理研ビタミン
2010年8月18日2時31分配信 時事通信
メカブの粘り成分「フコイダン」がインフルエンザワクチンの効果を高めることが、ヒトを対象にした理研ビタミン(東京都千代田区)、豊中愛和会(大阪府豊中市)、武庫川女子大国際健康開発研究所(兵庫県西宮市)の共同研究で分かった。詳しくはこちら
海藻に含まれる有効成分は、鎖状に連鎖した
高分子(フコイダン)です。高分子のフコイダンは分子量が大きいだけではなく、さらにセルロースという硬い食物繊維で覆われているため吸収しにくい構造です。
この連鎖を極限まで分解し、セルロースを取り除き、有効成分が細胞レベルに補える超低分子を実現しました。
フコイダンとは免疫力を向上させるなど、人の健康に重要な働きが認められている物質です。
フコースの他に、ガラクトース、マンノースも極限まで低分子化。
さらにそれぞれをリン酸化させたことで、マイナス電荷に変えることができました。
マイナス電荷を持った有効成分は、体内でプラス電荷と電荷的なバランスを整えることも考えられます。
炎症している部位などはプラスの電荷を示します。
メカブの乳癌発癌予防効果 New Food Industry 2002 Vol.44 No.11
その中で、ラットを用いて行ってきた研究の結果をヒトに応用することを考え、ヨードを大量に含有する海藻を実験に用いるようにしました。 当初はワカメを使った実験系で、DMBAで誘発した乳癌を有するラットの飼料に、乾燥ワカメを粉末にして混ぜて投与すると、乳癌の増殖が抑制されることが判明しました。 とは言え、ワカメの効果は非常に素晴らしいものであり、何とか海藻を乳癌の発癌予防に役立てられる方法はないものかと思案を続けました。 そうして、今回のメカブを用いる方法を考えつきました。 これだと、量の調節は非常に簡単であるし、水で抽出したものなので果汁などに混ぜることも容易であり、何よりも安価であります。 今回の実験では、この水抽出液をラットの飲み水に混ぜて投与するという方法を使いました。 その結果、メカブは非常に強い乳癌発癌予防効果を示しました。 |
■メカブ、フコイダンの発ガン抑制に関しての記事
アオウミガメの主食は海藻です。
海藻からタンパク質と糖質を摂取して、300キロもある体重を維持し、医者がいない海で200歳まで生きています。
また産卵を終え疲れ果てたアオウミガメは、岩場の海藻を食べるために、必死で海に戻ります。
ちなみに、アオウミガメは100歳を超えても産卵ができるそうです。(メルボルン大学調査)
海藻の中でも、メカブ、コンブ、モズクに含まれている「フコイダン」とい
うヌルヌル成分がスゴイんだって!!
フコイダンには、どのくらい優秀な働きがあるの?
激しい潮の流れの中で、海藻自身の細胞が傷つかないための潤滑機能
干潮の時に干し上がらないために、海藻自身を保護する保湿機能
バクテリアの多い浅瀬でも、バクテリアの侵入を阻害する機能
海岸の強烈な紫外線から海藻の細胞を保護する、紫外線細胞保護機能
フコイダンとは免疫力を向上させるなど、人の健康に重要な働きが認められている物質です。
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フコイダンの筋疲労回復効果について 2006年1月16日 東海大学体育学部 名誉教授 岩垣丞恒 医学博士 フコイダンを筋の皮膚上に塗りこむと、きわめて速やかな筋肉痛の抑制が認められることを経験している。筋肉痛が生じている皮膚上へ塗りこむと、30分後には痛みを抑制していることに気がつき、生活行動が極めて円滑となった。このメカニズムは明らかではないが、一般の人たち、スポーツ選手にも経験してもらっているが、同じ結果が得られているので、この効果は確かなものと確信している。 このような方法を連日行っていると、筋そのものの硬度が低下し、現在では、腰痛、肩こり、下肢の筋肉痛などから解除され、とにかく生活行動そのものが楽になるという経験をしている。これまでのところ、副作用的な現象はまったくなく、速やかな効果が認められることから、高齢者、介護者などへの利用も考えられる。 |