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保有資産の活用「大学施設複合棟」1

2021年4月9日


三菱地所は東京医科歯科大学と不動産活用に関する包括的な協定を結んだと発表しました。大学が持つ不動産を有効活用するほか、医療関連のオープンイノベーション拠点の運営で連携します。2017年4月に国立大学法人法が一部改正され、研究や教育の充実のため保有資産を活用する大学が増えています。

東京医科歯科大学はJR御茶ノ水駅近くに湯島と駿河台のキャンパスを持っています。三菱地所は包括協定前、同大が御茶ノ水駅周辺に持つ土地活用の事業者に選ばれました。土地を60年間借り、オフィスや店舗で構成する11階建ての複合ビルを2022年9月までに建設する予定です。

同大は2020年10月に指定国立大学法人の指定を受け、ヘルスケアやサイエンスの拠点設置を目指しています。基礎研究などの強化へ、医療機関や医科大が集まるお茶の水周辺の立地を活用する計画です。大企業や新興企業などとのオープンイノベーション拠点やヘルスケア拠点を作る構想もあります。

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