2020年5月15日
抹茶や茶葉をすり潰すことによって茶葉全体を飲む場合は、含まれているエピガロカテキンガレートが全て消化管内に入るため、最も有効だと思われます。
次に、最も一般的な飲み方であると思われる、急須などに茶葉を入れて、お湯を注いで抽出された液(即ち「お茶」)を飲む場合、お湯の温度が高い方がエピガロカテキンガレートの抽出率が高まるようです。
緑茶または緑茶の成分がインフルエンザなどの、他のウイルスに対しても非常に有効であることは以前から知られていて、その場合も多くの機序が働いていることが明らかになっていましたが、その一つは、インフルエンザウイルスが細胞に付着するときのスパイクの部分にエピガロカテキンガレートが
結合して、その働きを失活させてしまうことでした。
杏林予防医学研究所 所長 山田豊文氏より