2019年5月29日
【起こりやすい環境】
・前日より急に温度があがった日
・温度が低くても多湿であれば起こりやすい
・室内で作業をしている人が、急に外に出て作業した場合
・統計的にかかりやすい時間帯は、午前中では10時頃、午後では13時から14時頃に発症件数が多い
【予防法】
・運動前に内臓(胃など)の負担にならない程度に出来るだけ多くの水分を取っておく。
・発汗によって失った水分と塩分の補給をこまめに行う。スポーツドリンクなど塩分と糖分を飲みやすく配合した飲み物も良い。
・睡眠を十分に取る。
・十分に休憩を取りながら作業する。
・体感温度を下げる方法として、日射を防ぐ、通風を確保する、扇風機の風を作業場所へ向ける、スポット冷房する、作業服の内部へ送風する(そういう作業服がある)、蓄冷剤を利用する、水の気化熱を利用して体温を下げるなどの工夫を行う。
・一人で作業させると、発見が遅れることになりかねないので、複数で作業するようにする。
【かかった場合の応急措置】
・経口補水塩またはスポーツドリンクなどを飲ませます。ただし、冷たいものを大量に飲ませると胃痙攣がおきることがありますので注意が必要です。又、スポーツドリンクではナトリウム濃度が低いため、病的脱水時にこれを与えると低ナトリウム血症から水中毒を誘発する可能性があります。特に乳幼児等には注意が必要で、経口補水塩の投与が望ましい。
・霧吹きで全身に水を浴びせて、気化熱によって冷やします。霧吹きがない時は、口に水を含んで吹きかけます。その時の水は冷たくなくてよいですが、一気に水をかけるとショックが大きいので、冷たい缶ジュースや氷枕などを腋の下、股などの動脈が集中する部分にあてて冷やします。
・涼しい場所で休ませます。木陰、クーラーの効いたところで、衣服を緩めます。近くにそのような場所がない時は、うちわなどで早急に体を冷やします。
・速やかに病院に連れて行きます。躊躇せずに救急車を呼びます。移動させるのに人手が必要と思えば大声で助けを呼びます。
・汗をかいていなくても、体温が高くなくても熱中症の可能性はあります。脱水していれば、汗をかくことが出来ませんので注意が必要です。
・体温調整が出来なくなっているためか、高温多湿の体育館内での運動中などに寒気を訴える場合がありますので、そういった時は熱中症の兆候を疑ってみてください。
・自覚症状で熱中症だと感じることは、まずありません。自分で大丈夫だと思っても「おかしい」と思った時にはもう遅いかもしれませんので注意をしましょう。
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