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疲れが取れない「寒暖差疲労」に要注意4

2024年1月22日


■放置すると不調が慢性化する

現代人は寒暖差疲労を起こしやすい状況にあり、スマホやパソコンの長時間使用も原因と考えられます。スマホは画面が小さく、うつむき姿勢を取りがちになります。人間の頭は4~6キロと重く、長時間のうつむき姿勢によって姿勢が悪くなり、骨格が歪みます。自律神経は脳と脊髄から始まり、各臓器や器官に分布していく神経で、骨格が歪むと、自律神経の自然な伝達ルートが妨げられてしまいます。

結果、自律神経の働きが悪くなり、気温の変化にもうまく対応できなくなってしまうのです。エアコンが効いて温度が一定に保たれた部屋で一日の大半を過ごすのも、寒暖差疲労を起こしやすく、気温の変化への対応力の低下につながるからです。寒暖差疲労があっても、命に関わることはありませんが、疲労や不調が慢性化してしまう。そういった患者さんがたくさん来ています。

ひどい症状の人には漢方薬などを勧めますが、寒暖差疲労対策の基本は生活習慣の改善です。スマホやパソコンの長時間使用は避ける。私は1時間くらいパソコンで仕事をしたら、伸びをしたりストレッチをしたり、椅子から立ち上がって少し歩いたりします。

 

 

★現在の日本人の平均体温は36.2度で、1957年の統計では、
36.9度だったので、半世紀の間に0.7度も下がってしまいました。
体温が1度下がると体の免疫力は3割低下するといわれています。
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