ほかほか健康ショップ

「アレルギーと住環境」5

2019年9月19日


桐の苗木を植林する場合、ある程度の間隔を開けて苗木を植えますので、苗木と苗木の間の空間に植間農業として、いろいろな作物を植えます。
その中でもなかなか市場には出回っていない「食用ホウズキ」は元気の基の一つ、イノシトールという栄養素が最も多く含有されている作物です。
どうやったら一番長持ちするだろう、美味しさを長く保てるだろうと、いろいろな容器で保存実験を試みました。

そのまま放置、ビニールに入れて冷蔵庫、紙箱、杉箱、アルミ缶、タッパー、その中で一番長持ちして一番美味しさを保てたのが『桐の箱』だったのです。
夏の暑い時期に食用ホウズキをビニールに入れて冷蔵庫で保管しても、一週間程度でドロドロになってしまいますが、桐の箱に入れた食用ホウズキはなんと一か月間冷蔵庫に入れなくても腐らず、しかもまだ美味しく食べられたんです。
これは他の容器では実現できない結果でした。

ホウズキ一粒一粒の免疫力は同じでも、その入れ物の良し悪しでこんなにも寿命が違ってくるのには驚きました。
免疫力が高まったかどうかをデータで知る由もありません。しかし、この実験で示された桐による2倍以上の存命率向上は、桐が生命の延命に貢献したことを如実に物語っていると思います。
ということは、私たち人間が住んでいる住宅にも同じことが起きているように思います。

NPO法人「桐、ささやかな植樹祭」理事長 八木隆太

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オリジナルの植林した桐材を販売しています。
「桐のトータルプロデュース」